自宅で使っているラップトップがいい加減古くなってきて,更新を検討していた.思い立った時にすぐに使える,という点を重視して機種選定する.
タブレット端末は気軽に使えるが,少し長い文章の入力をしようとすると,ソフトウェアキーボードでは辛くなってくる.Bluetoothのキーボードも考えられるが,今回はChromebookを選択した.
Chromebookとはなにか,は
Googleの当該ページに譲るとして,実際にはLinuxの最小限の構成の上に,ウェブブラウザのChromeを導入し,殆どのことをウェブ越しに行うというものである.
実際に使い始めてみると,箱から出して,問われるがままに無線LANの設定と言語の設定くらいをすると,Googleのアカウントでログインしてすぐに使い始められる.箱から出して10分とかかっていない.
しかも,Chromeに導入している機能拡張などもネットワーク越しに反映され,普段使っているのと同じ環境がすぐに使えるようになる.
一昔前のネットブックのように,非力なパソコンを無理して使うというものでもなく,今回購入したAcer C720のCPUはHaswell世代のCPUで,使っていて十分と感じる.SSDは32GBのものにしたが,16GBでも良かったかもしれない.
一言で言うと,非常に手軽である.
一方で,例えばMicrosoft Word, Excelのたぐいは導入できない.開発環境なども原則としてはない.いずれも,クラウドでの代替サービスを使うことになる.私はSageやpari, TeXを使うときには
cloud.sagemath.com, Word・Excellのたぐいはめったに使わないので,(どうしても必要なら)Windowsのパソコンを使う.
液晶ディスプレイが11インチで,やや小さく感じる(ベゼルが太いこともあるかもしれない).また,最近のラップトップやタブレット端末の,高輝度・高精細の液晶ディスプレイと比べると見劣りがして,視野角も狭く,値段相応である.
さらに,日本国内では正式に発売されていないので,並行輸入品を購入することになる(最近,Dellなどが国内でも販売するようになった).
こういったpros and consを考慮して使えば,非常に使いでのある端末だと思う.1週間ほど使って,良い買い物だったと思う.