今年度も隣町セミナが開始.
移動の車中では,某文債の返済に励む.LaTeXのpicture環境でこつこつ図を描いたりしているうちにK沢着.ラップトップのバッテリが干上がってしまった.本屋をうろついて,神永正博著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」を購入.著者のblogはこちら.
セミナは盛況.大変詳細な分析がされていて,大迫力だった.
帰路,上掲書の始めの一部を読む.データを時系列にしただけでも十分意味のある観察ができること,ジニ係数,データ集めの難しさなど,平易だが知っておくべきことが述べられている.
帰宅は午後十時過ぎ,私の基準では十二分に夜更かし.
2009年4月24日金曜日
2009年4月23日木曜日
村上春樹の新作長編「1Q84」
2009年4月16日木曜日
More Joel on Software
Joel Spolsky著,青木靖訳「More Joel on Software」を読了.
9つの部に分かれている.「第1部 マネジメント」,「第2部 プログラマを目指す人へのアドバイス」,「第3部 デザインの力」,「第4部 大規模プロジェクトの管理」,「第5部 プログラミングのアドバイス」,「第6部 ソフトウェアビジネスを始める」,「第7部 ソフトウェア会社の運営」,「第8部 ソフトウェアのリリース」,「第9部 ソフトウェアの改訂」である.それぞれが数個の章に分かれている.
著者は,「MicrosoftでExcelチームのメンバーとしてVBAをデザインし,Juno Online Servecesでは数百万人が使うインターネットクライアントを開発した」(本書冒頭の「著者について」から)というキャリアを持つプログラマである.現在ではFog Creek Softwareの創業者であり,またweb site Joel on Softwareに,ソフトウェア開発やソフトウェア会社の経営などをテーマとする軽妙なエッセイを掲載する著作家である.
本書は,同web siteに掲載されたエッセイの邦訳.多くを,Joel on Softwareのtranslation projectの日本語訳のページで読むことができる.
饒舌で奔放な語り口は,前著「Joel on Software」にさらに磨きがかかった印象である.大変面白く読んだ.
この業界について,多少の予備知識があった方が楽しめるかもしれないが(たとえばBillGって誰か,とか),そして,プログラムをいくつかの言語で普段から書いているほうがより楽しめるだろうが,しかしとりあえず,上記の日本語訳を読んでみると良いと思う.
職業柄か,第2部の第8章「Javaスクールの危険」,第10章「コンピュータサイエンスの学生へのアドバイス」などが印象に残った.難しいことに取り組むのは重要なのである.
表紙は,HobbesのLeviathanから(リンクはWikipedia).これは本書冒頭の「JoelとApressとブログとブログ本」の末尾に記載あり.しかし,最初のエピグラフは分からなかった.ヘブライ語は読めない…….
9つの部に分かれている.「第1部 マネジメント」,「第2部 プログラマを目指す人へのアドバイス」,「第3部 デザインの力」,「第4部 大規模プロジェクトの管理」,「第5部 プログラミングのアドバイス」,「第6部 ソフトウェアビジネスを始める」,「第7部 ソフトウェア会社の運営」,「第8部 ソフトウェアのリリース」,「第9部 ソフトウェアの改訂」である.それぞれが数個の章に分かれている.
著者は,「MicrosoftでExcelチームのメンバーとしてVBAをデザインし,Juno Online Servecesでは数百万人が使うインターネットクライアントを開発した」(本書冒頭の「著者について」から)というキャリアを持つプログラマである.現在ではFog Creek Softwareの創業者であり,またweb site Joel on Softwareに,ソフトウェア開発やソフトウェア会社の経営などをテーマとする軽妙なエッセイを掲載する著作家である.
本書は,同web siteに掲載されたエッセイの邦訳.多くを,Joel on Softwareのtranslation projectの日本語訳のページで読むことができる.
饒舌で奔放な語り口は,前著「Joel on Software」にさらに磨きがかかった印象である.大変面白く読んだ.
この業界について,多少の予備知識があった方が楽しめるかもしれないが(たとえばBillGって誰か,とか),そして,プログラムをいくつかの言語で普段から書いているほうがより楽しめるだろうが,しかしとりあえず,上記の日本語訳を読んでみると良いと思う.
職業柄か,第2部の第8章「Javaスクールの危険」,第10章「コンピュータサイエンスの学生へのアドバイス」などが印象に残った.難しいことに取り組むのは重要なのである.
表紙は,HobbesのLeviathanから(リンクはWikipedia).これは本書冒頭の「JoelとApressとブログとブログ本」の末尾に記載あり.しかし,最初のエピグラフは分からなかった.ヘブライ語は読めない…….
2009年4月7日火曜日
MPIR 1.0 (GMP replacement)
「GMPからforkしたMPIR」というエントリを書いたのは昨年5月末だった。先月(3月)中旬になって、version 1.0のRC7 (release candidate 7)が公開された。特に他の問題がなければ、これがversion 1.0になる予定とのこと。プロジェクトのウェブページMPIR から入手できる。
version 0.9までは、何もしなくてもGMPのヘッダファイルやライブラリファイルの名前でシンボリックリンクを張ってくれた(つまり、gmp.h -> mpir.h や libgmp.so -> libmpir.so といったリンク)。しかし上記のRCでは、configureの際に明示的に指定する必要がある(./configure --enable-gmplink)。また、C++用のインターフェースを作成するにも、明示的な指定が必要である(./configure --enable-cxx)。
まだ詳細なベンチマークなどは取っていない。大まかに試した範囲では、Intelの最近のCPU (Core2, Core i7)上で64bit OSを使っていれば、パフォーマンスはGMPに比べて、2倍から3倍向上するようである。
私が試したのは、Intel Core i7 940 (2.93GHz)上のUbuntu Linux (64bit)である。MPIRのAPIは、GMPと同等のようである。GMP4系列とMPIR 1.0は、バイナリレベルで上位互換の関係とドキュメントに記載がある(2.3 Notes for Package Builds)。簡単に試してみることが出来る。
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